BtoB(企業向け)事業者様から、「toC(消費者向け)事業を始めたけれど、売れるかどうかわからないため新商品として市場に出す判断がしづらい」というお悩みをよく聞きます。判断がしづらいと感じる原因は主に3点あります。
新商品を開発しても市場でどれほど売れるか予測しづらいうえ、開発者にとってもその商品がどれだけトレンドを掴めているのかを測る術がなく、需要がわからない中で手探りで進めるしかないことがハードルになっています。
さらに、製造業において商品を流通させるまでのプロセスにおける「試作」と「量産製造」の間には「死の谷」が存在します。業界構造的に大量生産にのせてからでないと効果検証しづらい側面がある一方で、需要がわからない中で大量生産し在庫を抱えるリスクが非常に大きいため、この「死の谷」が新商品を開発する際に大きな壁となっています。
商品を小売店などに展開している場合、リアルな販売状況を把握するためにデータを取得したいと思っても、販売データを提供してもらえない場合がほとんどです。加えて、店舗の立地や気候、周辺の人口など販売先の状況によって売上が左右されるため、正確なデータ分析が難しい状況があります。
せっかくオンラインストアを構えても、ページの訪問者が一定数安定して増えるまでには時間がかかるものです。しかもコメントや改善要望などを伝えてくれるような熱意あるユーザーはさらに少ないため、データを集めようにも母数が少なく、改善点がわからないというケースが多く見られます。
これらのお悩みは、Makuakeを活用いただくことで解決につなげることが可能です。Makuakeの強みとともに、商品開発の壁を越えるための仕組みをご紹介します。
Makuakeは、商品のサンプル品が完成していて量産ができる体制であれば、量産前の段階でもプロジェクトを開始することが可能です。「予約販売」に近いイメージのため、応援購入状況に応じて生産を進めることができます。需要がわからない中であらかじめ大量生産して在庫を抱えるリスクがなく、新商品をデビューさせることができます。
Makuakeには「Makuake Analytics」という分析ツールがあります。ここでは、毎日のPV、応援購入総額、サポーターの属性情報など、プロジェクトに関するあらゆるデータを確認することができます。プロジェクトページへの流入元情報も表示されるため、どのSNSとの相性が良いかも把握することができます。
特に、サポーターの男女比、地域、年齢、職業などの属性情報については、今後のマーケティング活動に活かすことができるため非常に重要です。女性比率が多い商品であれば、このデータをもとに女性向け商品の取り扱いが多い百貨店やバイヤー向けに営業しよう、などと営業戦略を立てる際も役立ちます。
また、活動レポートや応援コメントでは、実際にお金を払って応援してくれているサポーターの“生の声”を確認することができます。具体的な改良に対する意見等もあるため、ひとつひとつの声を拾うことで反省点も次の商品開発につなげることができ、よりターゲットにささる商品開発をすることが可能です。
自社ページにまずアクセスしてもらうためには、商品名やブランド名、会社名などの「キーワード検索」をしてもらう必要があります。加えてAmazonや楽天等のECモールでは有料広告枠も多いため、新商品を掲載しても検索されづらい状況となっています。
一方Makuakeの場合、アタラシイもの・面白いものを探してウィンドウショッピング感覚で回遊するユーザーが多いため、キーワード検索なしで新商品の認知拡大が見込めます。Makuakeの応援購入総額のうち75%がリピートによる購入であるというデータが出ている通り、ユーザーの定着率が非常に高いため、自社ECや大手モールに比べて新商品認知のハードルを下げることができます。それによりユーザーの母数を増やし、一定数集まった意見をふまえて商品開発に活かすことができます。
ユーザーの声を活用して商品開発を行った事例をご紹介します。
キャンプやアウトドアの際に色々なスパイスや調味料を持って行く煩わしさを無くすために、一つのスパイスでどんな食材にも合うようなオールマイティスパイスが出来れば!と考えできあがった商品が「ほりにし」です。
「ほりにし」は、新商品のデビューの場として複数回Makuakeを活用いただいています。ユーザーの声も拾いながら味のバリエーションを出して商品開発をし、成功した事例となっています。
ぜひtoC(消費者向け)事業を始めたばかりの事業者様も、Makuake活用をご検討いただけますと幸いです。
Makuakeでのプロジェクト掲載にご興味のある方は、サービス資料をご覧ください。