プロジェクトの成功には事前準備が欠かせません。本記事ではプロジェクト公開初日を盛り上げるための事前準備のひとつである「ティザー広告」の活用術について解説します。
なお、Makuakeでは実行者様ごとに担当キュレーターが伴走し、プロジェクトを伸ばす取り組みをサポートしております。まだ広告運用のイメージがついていない場合でも、プロジェクト実施を検討している新商品・サービスのサンプルがおありでしたらプロジェクト掲載お申し込みフォームよりご相談ください。⇒プロジェクト掲載お申し込みフォームはこちら
▼目次
1) ティザー広告とは
2) ティザー広告の効果
3) ティザー広告配信の流れ
1. ビジネスアカウントの解説
2. ランディングページ(LP)の作成
3. 広告のクリエイティブ作成
4. ターゲティング設定
5. 情報発信
4) 適切な広告費
5) ティザー広告に向いていない商材
6) 実行者様側での実施が難しい場合は
ティザー広告とは、プロジェクト公開前に展開し消費者の興味を引くことを目的とする広告です。商品の魅力等の断片的な情報を掲載したランディングページ(以下、LP)を準備し、顧客情報を獲得する媒体(LINE等)と組み合わせて活用します。
▼ユーザー側のページ閲覧の流れ
掲載箇所は主にFacebookやInstagramのプロモーション枠です。「PR」と表記された投稿をクリックすると、商品が紹介されているLPに遷移します。なお、ここでいうLPはMakuakeのプロジェクトページとは別のものなのでご注意ください。
LPの中には商品情報とともに「LINE登録はこちら」や「メルマガ登録はこちら」等のボタンがあり、登録いただいた方にはその商品情報を定期的にお届けできるようになります。ティザー広告は、このように顧客の連絡先を集めてリストを作ることが重要なポイントです。
LPに興味を持っていただいて終わりでなく、定期的に情報発信することでプロジェクト開始まで興味を持っていただき、公開後の応援購入につなげます。ティザー広告の活用は「SNSのプロモーション広告」「LP」「連絡先獲得」の3点がセットだと捉えましょう。
プロジェクトを成功させるためには、まず「スタートダッシュ」が重要です。スタートダッシュとは、プロジェクトが開始してから24時間以内に応援購入金額を集めることで、その間に目標金額の30%以上を調達したプロジェクトの成功率は95%であるというデータが出ています。
なぜスタートダッシュが重要かというと、バンドワゴン効果によって、さらなる応援購入金額の伸びが見込めるからです。バンドワゴン効果とは、「行列ができているお店に自分も並びたくなる心理効果」や「すでに話題・流行になっている人気商品を自分も買いたくなる心理現象」のことを指します。いわゆる「行列のできるラーメン屋さん」をイメージしていただくとわかりやすいかと思います。
▼「Makuake」におけるバンドワゴン効果
掲載初日に目標達成で盛り上がる
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ランキング、メルマガなどに掲載されやすくなる
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より魅力的な商品としてサポーターの注目が集まる
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さらなる応援購入につながる!
このスタートダッシュを成功させるために活用するのが、ティザー広告です。プロジェクト開始前に顧客リストをためておくことで、プロジェクト公開前〜公開直後に告知をすることができます。その商品にすでに興味を持っている方のリストのため応援購入金額が集まりやすく、前述のバンドワゴン効果を生み出すことが期待できます。
なお、スタートダッシュに失敗するとどうなるのでしょうか?
結論、その状態から巻き返すことはかなり困難です。
日々多くのプロジェクトが公開されるMakuakeですが、どのプロジェクトも公開直後の盛り上げを生み出すべく、全力で設計し事前告知などを行っています。スタートダッシュの段階でつまずいてしまうと、盛り上がっているプロジェクトの影でランキングやメルマガ、メディアへの掲載などから遠のいてしまい、ページへの流入を生み出しづらくなります。ぜひ、ティザー広告実施を視野に入れて進めましょう。
各SNSアカウントには、個人用アカウントの他にビジネスや広告用のアカウントがあります。検索エンジンで「〇〇 ビジネス 広告 アカウント」等のキーワードで検索し、まずはアカウントを開設しておきましょう。その際、ユーザーがイメージしやすいように、会社名ではなく商品名やブランド名で登録をしておくと良いでしょう。
ティザー広告に関する準備は、ページ制作含め実行者様側でご対応いただいております。ページ制作にあたっては様々な無料のページ作成サービスがあるため、検索して作成しやすいものを選びましょう。
また、ページは特にスマートフォンからの見え方を意識しましょう。パソコンではきれいに表示されていても、ユーザーがスマートフォンで見た際に間延びした印象になっていては、ページ途中で離脱し下部までスクロールしてもらえません。スムーズに閲覧〜クリックしてもらえるページになっているかどうかが重要です。
プロジェクトページと同じ素材を使用し、プロジェクト公開時に想起されやすいようにしましょう。特にLPは商品の魅力等の断片的な情報を掲載したページのため、限られた情報で目を引くよう、掲載する写真のクオリティにもこだわりましょう。
他の商品との差別化ポイントを、わかりやすく3つほど記載しましょう。ページを全て読み込まずとも、興味を惹かれるような項目が望ましいです。商品価格は準備段階で変動する可能性があるため、最大の割引率のみ記載しておき、数量限定で早割の準備があること等、早期の情報登録にメリットがあることを記載しておくとよいでしょう。
あらかじめ作成したアカウントへの遷移先(ボタン)を埋め込みましょう。クリックしやすいよう、ページ内に一箇所だけでなく冒頭、中段、末尾等複数の箇所に埋め込むことがポイントです。合わせて、遷移先のアカウント設定も完了させておきましょう。
例)顧客情報登録時に自動送信されるあいさつメッセージの登録しておく、概要欄にアカウントの紹介文や友だち追加の早割購入メリットを記載しておく等
プロジェクトの公開時期は、特定の日にちでなく「1月中旬」「2月下旬」等と記載する方がよいでしょう。プロジェクト準備の過程で公開日が変わることもあるため、おおよその時期を記載した方が安心です。
SNSのプロモーション枠に使用する写真素材は、複数用意しておくとよいでしょう。売り手側が考える「興味を持たれそうな写真素材」と、実際にユーザーが興味を持つ素材に乖離がある場合があるため、広告配信後に検証し結果に合わせて調整が利くよう、複数用意しておくと安心です。写真を一目見た瞬間に興味を惹いてもらえるよう、写真のクオリティにはこだわりましょう。
広告配信にはターゲティング設定が必要です。年代・性別・そのユーザーの興味関心事等、その商品を届けたい層が含まれそうな属性条件を設定して配信します。
もしその商品が刺さるターゲット層が明確になっている場合は条件を細かく設定し配信してもよいですが、わからない中ではあまり条件を絞りすぎないことが大事です。あらかじめターゲットを絞らなくても、広告は一定期間配信していると、配信先は自動で最適化されるようになっています。そのため関連しそうなターゲットは幅広く設定しておき、詳細の絞り込みは媒体に任せて、まずはボリュームを優先させた方がよいでしょう。設定条件は担当キュレーターにご相談ください。
プロジェクトが公開されるまでの期間は、埋め込んだビジネスアカウントを活用し、こまめに情報発信を続けます。登録だけして忘れられないよう、ユーザーが興味を持てる内容を定期的に投稿することが重要です。
例)投稿内容:プロジェクトのこだわり、裏話、お得なリターン等
投稿頻度:2-3日に1度、公開直前は毎日等
広告費にいくらかければ必ず結果が出る、という正解は存在しません。配信後に仮説検証を繰り返し、こまめに運用を調整することが成果につながります。
かける予算の目安としては、顧客リストからLPに5%〜の流入があると推定し試算します。初日に達成したい目標はいくらか、そのためには商品単価から何人に応援購入してもらう必要があるか、顧客リストは何件あるといいのか・・・等と、目標から逆算して考えます。
できれば最低14万円以上、一日あたりの広告予算1万円を設定し2週間以上配信することが理想です。前述の通り広告の配信先は自動で最適化されますが、それには一定期間が必要なため、あまりに短い期間だと広告効果を発揮できない場合があります。運用については担当キュレーターに相談しましょう。
ケースバイケースですが、日用品や雑貨等の単価が低い(一万円を超えない)商品は、費用対効果が低い場合があります。そのような商材は、ティザー広告でなくSNSの運用やインフルエンサー施策、プレスリリースなどを活用する方が有効なこともあります。目標金額達成のために打てる施策を検討しましょう。
実行者様側でのティザー広告運用が難しい場合は、Makuakeから代行会社をご紹介することも可能です。ご希望の際はキュレーターにご相談ください。
※Makuake側は制作会社を紹介するのみで、それに伴う紹介手数料はいただいておりません。
以上、公開初日を盛り上げるためのティザー広告についてご紹介しました。ぜひ参考にしていただけますと幸いです。ご不明な点は担当キュレーターにご相談ください。
プロジェクト実施を検討している新商品・サービスのサンプルがおありでしたら、下記ボタンよりお申し込みください。皆様からのお申し込みをお待ちしております。