株式会社FOOD CORNER
半数が初めてのお客様。“気になっていた店”からご来店へ
【明治二十八年創業】名古屋で126年愛され続けた名店「本格肉料理 丸小」
小出 朋子
interview 1
コロナ禍と向き合う新しいサービス体系
私たち丸小は1895年創業の和牛精肉の卸売が主体の会社です。和牛の価値・味をもっと知っていただくため小売、外食事業(和牛肉料理店)という形で事業を派生させていきました。しかし昨今のコロナ禍の影響により、外食事業で多く利用いただいていた団体のお客様や宴会等の需要が縮小傾向になったことで、事業転換を考えることになりました。店舗を改装し、会員限定の個室焼肉を始める。それが私たちの新しい外食事業です。
interview 2
コロナ禍と向き合う新しいサービス体系
私たち丸小は1895年創業の和牛精肉の卸売が主体の会社です。和牛の価値・味をもっと知っていただくため小売、外食事業(和牛肉料理店)という形で事業を派生させていきました。しかし昨今のコロナ禍の影響により、外食事業で多く利用いただいていた団体のお客様や宴会等の需要が縮小傾向になったことで、事業転換を考えることになりました。店舗を改装し、会員限定の個室焼肉を始める。それが私たちの新しい外食事業です。
interview 3
Makuakeには宣伝と集客を期待した
今までやった事がなかった会員限定という新しい事業形態だったため、『最初の集客をどのようにするか』という課題がありました。すでにある店舗のインスタグラムの他に何か告知方法がないかと勘案する中で、Makuakeであれば宣伝と集客を一度にできるのではないかと考えました。
interview 4
1,000万円を超える反響で業界からも注目
結果としては1,000万円を超える応援購入をいただき、食肉新聞という業界誌にも取り上げられました。最近お越しいただいていなかったお得意様にもMakuakeでプロジェクトを実施したタイミングで思い出してもらい、ご来店予約をいただいたりと、当初考えていた“宣伝と集客”を超えるさまざまな反響がありました。金額以上に「応援してくれている。ファンでいてくれている。」そういった想いが集まったこと、体感できたことがMakuakeをやって一番良かったと思ったポイントでした。
interview 5
半数が初めてのお客様。“気になっていた店”からご来店へ
応募購入いただいた半数のお客様はMakuakeのリターンで初めてご来店いただくお客様で、『丸小は知っていたけど、行くきっかけがなかった』といった方も多く、新らしいお客様の来店動機にもなりました。また、お店が名古屋にあるので、名古屋を中心とした近隣のお客様が会員になられると想定していましたが、東京や大阪など遠方のお客様もい応援購入してくださり、予想していなかったお店の利用され方を知ることができました。
interview 6
「行きたい時に行く店」から「応援している店」に
お客様から事前に購入していただくことや、オープン前に「応援しています」「早く行きたい」といったコメントをMakuake上でいただくこともあり、お客様との距離感がとても縮まりました。Makuakeは応援購入という形なので、お客様もただ購入するだけでなく応援しているという実感があるようで、「自分が応援している店」として身近に感じていただいているのではないかと思います。
interview 7
応援を実感でき、従業員のやりがいに
これまでの店舗でもご来店時に「ありがとう」と感謝のお声をいただくことはありましたが、応援購入いただいた金額や人数を数字で見ると、従業員全員が『こんなに丸小を応援してくれる人がいるんだ』と実感することができました。「鳥肌がたった」という従業員もいて、身が引き締まる思いとともに、折角購入いただいたお客様にがっかりさせたくない。満足させたいという気持ちが全員に生まれ、会社全体の良い一体感が生まれました。
interview 8
普段の業務と並行できるキュレーターのサポート力
Makuakeのページ作りに関して、普段の業務と並行してできるか不安でしたが、ページの作り方から、見せ方など、担当のキュレーターさんのサポートのおかげで、私自身は『何を見せるか』『お客さんはどんなリターンを求めているか』を考えることに集中ができました。ページのデザインや使用する写真・動画撮影もキュレーターさんに制作会社を紹介してもらいページ作りの不安も解消できました。
interview 9
価格の高いリターン品から完売に
リターン品の設計もキュレーターさんが親身になってサポートしてくれました。元々、リターン品は『会員権のみ』と考えていたのですが、キュレーターさんから「今、人気のコースとかありますか?」というお話があり「予約が取りにくい人気のコース料理がある」と答えたところ、それを組み込んだリターン品がお客様一番喜んでくれるのでは、と会員権とのセット商品を作りました。
実際にそのリターン品がSNSで「この商品を早く買いたい」と話題を呼び、高額にもかかわらずプロジェクト開始直後からどんどん売れ、結果として他のリターン品の購入へもつながっていきました。
interview 10
毎日のSNSチェックが楽しく、盛り上がりを実感
話題となるリターン品を販売できたことで、「丸小」の名前や、今回の個室サービスの認知、そして人気商品の認知度もさらに上がりました。毎日SNSをチェックしていましたが、「買えた」「買えなかった」と盛り上がっていただいたり、購入いただいた方が成果としてストーリーズにアップしてくれたりしたことことも印象に残っています。来店されるお客さんからも「見たよ」というお声もいただき、認知の広まりをさまざまな形で実感できました。
interview 11
リターン品を開始してから気づいたこと
リターン品の会員権は配送せず、初回来店時にお礼と説明も兼ねて手渡しにしました。お客様に笑顔で受け取っていただき、本当に嬉しかったです。サービス利用後はお客様から「美味しかった」「個室の雰囲気がとても良かった」という声や、「こうすればもっと良くなる」といったアドバイスをき、身近に丸小のことを考えてもらえていると感じました。
お客様とのコミュニケーション以外にも、仕入れの無駄やフードロスを防げることもありがたかったです。約半年先までの予約枠をMakuakeで応援購入いただいたこともあり、賞味期限のある和牛を扱う飲食店として事前に予約が見込めることはとても大きなことでした。
interview 12
事前購入に事前調査。チャレンジしやすい。
今後も新しいチャレンジをするときは、宣伝や売り上げ確保の観点からもMakuakeをやっていく予定です。今までは自己資金を投資してからスタートというのが当たり前だと思っていましたが、サービスを実行する前から、世の中に受け入れられるかどうかを知ることができるのはすごい価値だと思います。
新しいサービスがあまり受け入れられないとわかれば、生産数を減らしてスタートするという判断ができ、事業自体を再考する機会にもなります。Makuakeでできる事前購入、事前調査、事前のファンづくりは、新しいチャレンジの“何もわからない不安”を払拭してくれます。
自分達が良いと思っている新しい商品や事業を、より早く世の中に知ってもらって問う。本当にいい商品であれば必ず目にとまってくれます。