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累計19億円、サポーター12万人 「ヒツジのいらない」シリーズに学ぶ、Makuake活用の成功法則

累計応援購入総額19億円。サポーター総数12万人。製品別歴代1位を多数獲得(2026年2月現在)。

アタラシイものや体験の応援購入サービス「Makuake」で、圧倒的な実績を積み重ねているブランドがあります。株式会社太陽が展開する「ヒツジのいらない」シリーズです。

枕からスタートし、マットレス、掛け布団、シーツと展開。そして2025年、シリーズ初となる「座る」領域への挑戦「ヒツジのいらない尻枕™」は、目標金額30万円に対し、応援購入総額4,200万円超を突破しました。

なぜこのブランドは、Makuakeで成功し続けるのか。最新プロジェクトの事例から、自社の新商品展開に活かせる成功法則を読み解きます。

※本記事は、Makuake公式YouTubeチャンネルで公開中の[『座』のお悩み、コレ1つで解消?!圧倒的実績を誇るヒツジのいらないシリーズ最新作の尻枕を検証!]の内容をもとに、BtoB視点で成功要因を分析・再構成したものです。 

 
 

 

1)事例概要:株式会社太陽と「ヒツジのいらない」シリーズ

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株式会社太陽は、「ヒツジのいらない」シリーズを展開する寝具メーカーです。同シリーズはMakuake を販売チャネルとして活用し、継続的にプロジェクトを展開してきました。

 

Makuakeでの実績サマリー(2026年2月現在)

項目

実績

シリーズ累計応援購入総額

19億円超

サポーター総数

約12万人

製品別歴代1位

多数獲得

 

シリーズ展開の流れ

「ヒツジのいらない」シリーズは、以下のように段階的に展開されてきました。

  1. — シリーズの原点。独自素材による快適な寝心地で支持を獲得
  2. マットレス — 枕で培った技術を寝具全体へ拡張
  3. 掛け布団 — 睡眠環境のトータル提案へ
  4. シーツ — 寝具周辺アイテムへの展開
  5. 尻枕(最新) — 「寝る」から「座る」への領域拡張

最新の「ヒツジのいらない尻枕™」は、シリーズ初となる「座る」領域への挑戦であり、寝具で培った技術を新たな課題解決に転用した事例です。

 

2)成功要因①:「シリーズ化」による信頼資産の蓄積

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「ヒツジのいらない」シリーズの最大の特徴は、1プロジェクトで終わらせない継続戦略にあります。

多くの企業がMakuakeへの出品を「単発の販売機会」として捉えがちですが、同シリーズは異なるアプローチを取っています。枕で成功した後、マットレス、掛け布団、シーツと、関連商品を継続的に展開。その結果、サポーター12万人という「ファンベース」を構築しました。

この継続展開がもたらすメリットは明確です。

case_taiyo02[1]※画像の数字はYouTube動画撮影時のデータです。

 

新プロジェクト開始時点で「待ってました」というファンがたくさんいる状態です。

新商品を出すたびにゼロからの集客が必要な企業と、過去のプロジェクトで商品を購入し品質に満足した12万人のファンがいる企業では、スタートラインが大きく異なります。

「ヒツジのいらない尻枕™」が目標30万円に対して約4,300万円を達成できた背景には、このシリーズ化による信頼資産の蓄積があります。

 

3)成功要因②:既存ヒットからの「領域拡張」

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「ヒツジのいらない尻枕™」は、シリーズ初となる「座る」領域への挑戦です。これまでの商品がテーマとした「寝る」と「座る」は一見すると異なる領域への進出ですが、これには明確な戦略があります。

 

技術資産の転用

枕やマットレスで培った独自素材(TPE・POE)と構造設計のノウハウを、「座る」という新たな課題解決に転用しています。ゼロから新技術を開発するのではなく、すでに実証された技術を別の用途に展開することで、開発リスクを抑えながら新市場に参入しています。

 

「ブランドの信頼」×「新しい提案」の掛け算

「ヒツジのいらない」というブランド名を聞いた瞬間、過去のシリーズを知るサポーターは「あの品質なら安心」と感じます。この信頼感の上に「今度は座る領域に挑戦」という新しい提案が乗ることで、「信頼できるブランドの新しい挑戦なら応援したい」という心理が生まれます。

既存のヒット商品を持つ企業にとって、この「領域拡張」の戦略は大きなヒントになります。自社の技術やブランド資産を、別の課題解決に転用できないか——その視点が新たな成功の種になり得ます。

 

4)成功要因③:「伝わる商品力」の設計

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優れた商品を作っても、その良さが伝わらなければ応援購入にはつながりません。「ヒツジのいらない尻枕™」は、「伝わる」ための設計が随所に施されています。

 

一目で伝わる実証——卵実験

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この商品の体圧分散性能は、「卵実験」を見れば一目で伝わります。

その実験とは、クッションの上に生卵を置き、その上から人が座る。普通なら一瞬で割れるはずの卵が、割れない。立ち上がった後も、ヒビひとつ入っていない。

この卵をつかった実験のイメージは、長々とした説明よりも雄弁に商品の実力を伝えています。

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こういったイメージはプロジェクトページでも多数紹介されており、「言葉で説明しなくても、見ればわかる」画像・映像を用意できるかどうかは、プロジェクトの成否を分ける重要な要素です。

 

数字で示す耐久性

「8万回の圧力試験で復元率98.3%」「耐久性15年超」——これらの具体的な数字は、品質への信頼を裏付けます。「長持ちします」という曖昧な表現ではなく、検証可能な数字で示すことで、応援購入の判断材料を提供しています。

 

5)学べるポイント:自社に活かすための3つの視点

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「ヒツジのいらない」シリーズの成功から、自社の新商品展開に活かせるポイントを整理します。

【視点1】1回で終わらせない。シリーズ化・継続展開を前提に設計する

Makuakeを「単発のテスト販売」ではなく「ファンを作る場」として捉え直すことで、戦略が変わります。1つのプロジェクトが成功したら、次に何を展開できるかを考える。サポーターとの関係を継続的に育てることで、次のプロジェクトのスタートラインが上がります。

 

【視点2】既存の技術・ブランド資産を「別の課題解決」に転用できないか考える

すでにヒット商品を持つ企業は、その技術やブランドの信頼を別の領域に展開できる可能性があります。「寝る」から「座る」への展開のように、自社の強みが解決できる「隣接する課題」を探すことで、新たな市場機会が見えてきます。

 

【視点3】「一目で伝わる」実証方法を用意する

卵実験のように、商品の価値を言葉なしで伝えられる方法があると、プロジェクトの訴求力は大きく高まります。自社の商品の強みを、どうすれば「見ればわかる」形で伝えられるか。

その視点でデモンストレーションや動画を設計することが重要です。

 

 

6)まとめ:Makuakeは「売る場所」ではなく「ファンを作る場所」

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 「ヒツジのいらない」シリーズの成功は、Makuakeを単なる販売チャネルではなく、ブランドとファンの関係を育てる場として活用してきた結果です。

1つのプロジェクトの成功に満足せず、継続的に展開する。既存の強みを新しい領域に転用する。商品の価値を「伝わる形」で設計する視点は、新商品の応援購入を検討するすべての企業にとって、参考になるのではないでしょうか。

アタラシイものや体験の応援購入サービス「Makuake」では、多くの実行者とサポーターが出会い、新しい価値を生み出しています。Makuakeは新商品を先行予約販売できるサイトとして、「応援購入」という新しい体験をつくっています。

初めての方も安心して取り組めるよう、プロジェクト設計から実行まで専門スタッフがお手伝いします。まずはMakuakeがすぐわかる資料3点セットをダウンロードして掲載をご準備ください。