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累計1億2,000万円超・1,245人が支持。「動かせる大画面」という新提案が刺さった理由——LGスマートモニター Swingに学ぶMakuake活用術

累計応援購入金額1億2,000万円超、サポーター数1,245人

単価10万円前後の大型家電が、これだけの支持を集めました。その背景には、製品そのものが持つ3つの魅力があります。

本記事は、Makuake公式YouTubeチャンネルで公開中の紹介動画と、プロジェクトページの内容をもとに、「LGスマートモニター Swing」がなぜこれほどの支持を得たのかを、製品の魅力から読み解きます。

※本記事は、Makuake公式YouTubeチャンネルで公開中の動画内容およびプロジェクトページをもとに、BtoB視点で成功要因を分析・再構成したものです。

 
 

 

1)事例概要:LGエレクトロニクスと「移動できる大画面」という提案

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LGエレクトロニクスは、テレビ・家電・モニターなどを手掛けるグローバルブランドです。約74,000人以上の従業員を擁し、テレビから生活家電、モニター、車載用機器まで展開する世界有数の総合家電メーカーです。

同社はMakuakeを展開チャネルとして継続的に活用しており、LGスマートモニターシリーズなど複数のプロジェクトを実施してきました。

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LGスマートモニターSwingのMakuakeでの実績(第6弾プロジェクト)

項目

実績

累計応援購入金額

1億2,000万円超

サポーター数

1,245人

Good Project Mark

1億円達成・1,000人達成

プロジェクト期間

2025年5月〜6月

注目すべきは、1,245人という人数です。単価10万円前後の製品でこれだけのサポーターが集まったことから、「いち早く手に入れたい」という強いニーズがあったことがわかります。

 

2)魅力①:「固定」という常識を崩した、移動式スタンドの設計

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この商品の最大の特徴は、底面に搭載された5つのホイールです。

通常のモニタースタンドは、同じ設置場所で使うことを前提に設計されています。一方このモニターは、片手でスルスルと動かせるキャスター付きスタンドを採用しており、部屋のどこへでも移動させることができます。

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さらに可動域の広さも特徴です。

  • チルト(前後の角度):前 -20° / 後 50°
  • 高さ調整:329mm
  • スイベル(首振り):左60° / 右90°
  • ピボット(縦回転):右90°

この可動域の組み合わせにより、ソファで横になりながら見る、キッチンで立ちながら見る、床に座って子どもと一緒に見る、といった多様な使い方が可能になります。

「どこに置くか」ではなく「どこでも使える」という設計思想が、既存のモニター製品との差別化になっています。

モニターに10万円を払う層はすでに存在していましたが、このモニターはその層を机の前から解放し、「家中どこでも使う人」に変えた点に大きな特徴があります。

プロジェクトページのサポーターコメントにも

子供に勉強を教える際、iPadからミラーリングしてホワイトボードにしたい

奥さんが毎日YouTube見てるので、早く大画面で見せてあげたい

といった声が並んでおり、今の生活スタイルの中で「どう使えるか」を具体的にイメージさせることに成功しています。

さらに特筆すべきは、法人のサポーターからの支持も多く集めた点です。

家庭内にとどまらず、「オフィスのエントランス(受付)」や「会議室でのプレゼンテーション」、「キッズスペース」など、ビジネスシーンでの「置き場所の自由」までも想像させたことが、幅広い層へのアピールにつながりました。

 

3)魅力②:「つながなくても使える」が生み出す、置き場所の自由

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移動できる製品が本当に便利であるためには、「移動した先でもすぐ使える」ことが必要です。その条件を満たしているのが、webOSの搭載です。

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PCやゲーム機などの外部機器を接続しなくても、モニター単体でYouTube・Netflix・Disney+・Prime Videoなど600以上のストリーミングサービスをWi-Fi経由で利用できます。またwebブラウジングやGoogleドキュメント・カレンダーなどのクラウドアプリも単体で動作します。

 

これにより「リビングからキッチンへ動かしたらケーブルをつなぎ直さなければならない」という手間が発生しません。自由に動かせることと、すぐに使える手軽さが両立して初めて、「移動できる」という特徴が本当の価値を発揮するのです。

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加えてPC接続時は、USB Type-Cケーブル1本で映像出力と給電(最大65W)を同時に行える仕様になっています。デスク作業時はノートPCと繋いでデュアルモニターとして使い、移動時はケーブルを抜いてスタンドアロンで動く。この切り替えのシームレスさが、在宅ワーカーや複数の作業スペースを持つユーザーに刺さっています。

4)魅力③:31.5インチ・4K・タッチという、妥協のないスペック

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いくら「移動できる」といっても、基本性能が低ければ魅力は半減してしまいます。このモニターが支持された背景には、移動式でありながら画質・サイズ・操作性のいずれも妥協していない点があります。

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画質:LGの4K解像度(3840×2160)IPSパネルを採用。DCI-P3カバー率95%で、写真や映像を色鮮やかに表示します。HDR10対応により、対応コンテンツは自動でHDR画質で投影されます。

サイズ:31.5インチ。テレビの代替として使えるサイズ感でありながら、キャスターで1人で移動できる重量に収まっています。

タッチスクリーン:LGスマートモニターとして初めてタッチスクリーンを搭載。さらにオートピボットにも対応しており、スマートフォンやタブレットと同じ感覚で画面の縦横を切り替えたり、直感的に操作できます。付属リモコンとLG ThinQアプリからの操作にも対応しています。

サウンド:5W+5Wの2.0chステレオスピーカーを内蔵。外部スピーカーなしで映像と音声が完結します。また、iPhone・Android端末・Windows PCとの無線接続や、Bluetooth経由での外部スピーカー・ヘッドホン接続にも対応しており、外部デバイスとケーブルレスでつながる高い利便性を実現しています。

「移動できるから画質は妥協している」ではなく、「移動できる上に、スペックも本格的」という製品設計が、高単価での応援購入につながっています。

タッチスクリーン・4K・31.5インチは、それぞれ単体でも数万円の価値を持つ機能です。それが『移動できる』という唯一無二の特性とセットになることで、10万円という価格でも「お買い得だ」と感じさせる理由になっていると言えます。

 

5)学べるポイント:自社に活かすための3つの視点

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 LGスマートモニター Swingの成功から、自社のプロジェクト設計に活かせるポイントを整理します。 

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【視点1】業界の「当たり前」を疑い、新しい価値を示す

この商品は「モニターは机に固定して使うもの」という常識を覆したことに大きな価値があります。自社商品のジャンルにおいて「仕方ない」と見過ごされている不便さや制約はないでしょうか。その制約をなくしたとき、サポーターの日常がどう良くなるのかを想像することが、ヒット商品を生む出発点になります。

 

【視点2】新しい体験を支える「裏付け」を用意する

移動式モニターが真に便利だと言えるのは、webOSを搭載し「移動先でもケーブルレスですぐに使える」からです。「こんなことができます」と新しい体験をアピールするだけでなく、それをストレスなく実現するための機能(裏付け)をセットで設計することが重要です。この周到な設計が、サポーターからの納得感や信頼につながります。

 

【視点3】機能の詰め込みではなく、メインの価値を引き立たせる

タッチスクリーンやwebOSはそれだけでも魅力的な機能ですが、本製品においてはあくまで「家中で自由に使える」というメインの価値(コア体験)を高めるために存在しています。ただ多機能にすれば良いわけではなく、すべての機能が「ユーザーに提供したい一番の体験」を際立たせるために機能しているかどうかが、ブレない商品訴求の鍵となります。

 

6)まとめ:「制約を外す」製品が、Makuakeで支持される

LGスマートモニター Swingが1億2,000万円超・1,245人という実績を残した背景には、3つの魅力の重なりがありました。

移動式スタンドが「固定」という制約を外し、webOS搭載が「つながなければ使えない」という制約を外し、本格スペックが「移動式だから性能は落ちる」という思い込みを外しました。それぞれの魅力が組み合わさることで、「自由に使える大画面」という新しい体験を作り上げているのです。

自社の商品が「どんな制約を外せるか」という問いは、Makuakeでのプロジェクトを設計する際に、有効な出発点になるはずです。

アタラシイものや体験の応援購入サービス「Makuake」では、多くの実行者とサポーターが出会い、新しい価値を生み出しています。Makuakeはクラウドファンディングの仕組みを活かしたサイトとして、単なる資金調達の場ではなく、「応援購入」という新しい文化を創造しています。

Makuakeの仕組みや活用事例、プロジェクトの進め方をまとめた資料をご用意しています。まずは資料請求から、はじめの一歩を踏み出してみてください。