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「サメ×レコード」異色コラボが支持された理由 | 応援購入787万円突破・全リターン完売のオーディオテクニカ SHARK BURGERに学ぶMakuake活用術

 「レコードプレーヤー」と聞くと、リビングに据え置く大型の機器を想像する方が多いのではないでしょうか。そんな常識を覆すコンパクトなポータブルレコードプレーヤーが、宮城県気仙沼市の伝統産業「サメ漁」とコラボレーションし、Makuakeで全リターン完売という結果を記録しました。 

 本記事では、日本を代表するオーディオメーカー・オーディオテクニカが手がけたコンパクトレコードプレーヤー「SHARK BURGER(シャークバーガー)」の事例を取り上げ、応援購入787万突破・全260台完売に至った成功要因をBtoB視点で分析します。 

 ※本記事は、Makuake公式YouTubeチャンネルで公開中の動画内容およびプロジェクトページをもとに、BtoB視点で成功要因を分析・再構成したものです。 

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 (動画撮影当時の金額。プロジェクト終了時点では、応援購入金額787万円を突破) 

 
 

1)事例概要:オーディオテクニカと「サメ×レコード」という新しい提案

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 株式会社オーディオテクニカは、1962年に創業した日本を代表する音響機器メーカーです。ヘッドホン、マイクロホン、ターンテーブルなど幅広い商品を手がけ、「もっと、アナログになっていく。」をブランドメッセージに掲げています。 

項目

内容

実行者

株式会社オーディオテクニカ(1962年創業)

プロジェクト

コンパクトレコードプレーヤー「SHARK BURGER」

応援購入総額

787万円(終了時点。動画公開時500万円超)

リターン状況

全3リターン完売(計260台)

Makuake販売価格

28,050円〜31,350円(税込)

プロジェクト期間

2026年3月5日〜5月15日

注目すべきは、知名度が高いオーディオテクニカが、あえてMakuakeを選んだという点です。公式オンラインストアで2026年7月に一般販売を予定するなかで、3月から5月の先行販売としてMakuakeでこのプロジェクトを実施しました。

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SHARK BURGERは同社の名機「SOUND BURGER」(1982年発売)をベースに、江戸時代から続く宮城県気仙沼市のサメ漁業との共創プロジェクトとして生まれた特別モデルです。

「地域の文化とレコードの魅力を次世代へ」というコンセプトを掲げ、量産ではなく「すでに水揚げされたサメの皮を活用できる範囲でのみ生産する」という制約のもとでプロジェクトが設計されています。

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この「ストーリーごと届ける」姿勢が、単なる商品販売ではなく「応援購入」としての支持につながっています。

 

2)成功要因①:随所に込められたシャークデザイン——「物語のあるディテール」が共感を呼ぶ 

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SHARK BURGERの最大の特徴は、商品全体に徹底されたサメモチーフのデザインです。

  • 外装:クリアブルーのカバーにギザギザの「歯」をあしらい、サメが口を開けたような造形
  • レコード針:サメを模した形状。「針を落とす」操作が「サメのヒレと握手する」体験に変わる
  • スリップマット:気仙沼の豊かな海洋生態系を描いたオリジナルデザイン
  • ハンドル:本物の気仙沼産サメ革(ヨシキリザメ)を使用

なかでもサポーターの関心を集めたのが、背面に装着された金属プレートです。ここにはサメが漁獲された三陸沖の海域を示す代表座標と品種名が印字されており、この商品に使われたサメ革が適正な漁業から得られたものであることを示しています。

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この仕組みが重要なのは、単に「可愛いデザイン」にとどまらない点です。デザインの背景に気仙沼のサメ漁文化があり、トレーサビリティという社会的な意義がある。サポーターは商品を購入するだけでなく、「地域文化の継承を応援する」という文脈でプロジェクトに参加できます。

「応援購入」の特徴は、商品の機能だけでなく「なぜこの商品が存在するのか」という物語への共感です。サポーターの心を掴むページ設計の記事のなかでも、ファーストビューで「誰がどんな想いでこの商品を作ったか」を伝えることの重要性を解説していますが、SHARK BURGERは、デザイン自体が背後にあるストーリーを語る設計になっています。

 

3)成功要因②:場所を選ばないポータブル設計 ——名機SOUND BURGERのDNAを受け継ぐ

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SHARK BURGERのベースとなっているのは、1982年に発売されたポータブルレコードプレーヤー「SOUND BURGER」です。「レコードを挟むだけで、どこでも気軽にアナログサウンドが楽しめる」というコンセプトは、40年以上を経た今もなお色あせていません。

スペック

詳細

サイズ

W100mm × D290mm × H70mm

重量

約900g

バッテリー

内蔵(フル充電で最大約12時間連続使用)

接続

Bluetooth Ver.5.2 / 有線(オーディオケーブル付属)

充電

USB充電(Type-A to Cケーブル付属)

対応回転数

33-1/3回転(LP盤)・45回転(EP盤)


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幅100mm・重さ約900gというコンパクトさに加え、内蔵バッテリーで最大約12時間の連続使用が可能です。Bluetooth接続にも対応しているため、手持ちのワイヤレスヘッドホンやスピーカーと組み合わせれば、屋外でもアナログレコードが楽しめます。

なお、本商品にはスピーカーが内蔵されていないため、音を聴くにはBluetooth対応のヘッドホン・スピーカー、またはピンジャック対応のステレオシステムが必要です。

「レコードプレーヤーは持ち運べない」という固定観念を覆すこのポータブル設計は、「レコードを聴く場所」の概念自体を変えるものです。

Makuake公式動画でも、実際にBluetooth接続したヘッドホンでレコードを聴き、「アナログなのにBluetoothで繋がるっていうのが、また感動ですよね」とコメントしています。

「古いもの×新しい技術」のギャップがサポーターの心を動かしていることがうかがえます。

 

4)成功要因③:手で針を落とすアナログ体験——デジタル時代だからこそ響く「不便の価値」 

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SHARK BURGERの3つ目の魅力は、マニュアル操作で楽しむアナログならではの再生体験です。

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サメを模したトーンアームを手で動かし、レコードに針を落とすと、その瞬間にかすかに音の振動が聞こえます。デジタル音源のようにタップひとつで再生が始まるのではなく、「自分の手で音楽を始める」という体験そのものが、この商品の価値になっています。

さらに、標準装備の丸針から楕円針へのアップグレードも可能です。楕円針に交換すると、より繊細でクリアな音質を楽しめます。動画内でも「針を変えたら音質が変わるっていうのも初めて知った」というコメントがあり、レコード初心者にとっても「育てる楽しさ」を提供する商品設計になっています。

サブスクリプションで音楽を「消費」する時代に、あえてレコードに針を落とすという手間を楽しむ「不便さの中にある豊かさ」は、商品コンセプトの作り方の観点からも、「機能的価値」と「情緒的価値」を両立させた設計ということができます。

 

5)学べるポイント:自社に活かすための3つの視点 

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【視点1】異業種×地域資源のコラボレーションは「応援の文脈」を自然に生む

SHARK BURGERは、オーディオメーカーと気仙沼のサメ漁という異色の組み合わせから生まれました。しかし、この「意外性」こそがプロジェクトの話題性を高め、「なぜこの商品が生まれたのか」を知りたいという好奇心がプロジェクトページへの流入を促しています。

自社の商品に「応援される理由」を組み込むとき、機能や価格だけでなく「どんな文化・産業・地域とつながっているか」を問い直すことが、商品の差別化につながります。

 

自社商品への問い:自社の商品開発プロセスの中に、異業種や地域資源と結びつけられる接点はないか?

 

【視点2】天然素材の供給制約を「限定」という価値に転換する

SHARK BURGERは「すでに水揚げされたサメの皮を活用できる範囲でのみ生産する」という方針を取っています。これは一見すると制約ですが、プロジェクト設計では「数量限定」「一点もの」という希少性のストーリーに転換されています。

さらに、トレーサビリティの金属プレートが「制約の理由」を可視化することで、サポーターは「限定である必然性」を理解したうえで購入を決断できます。

 

自社商品への問い:自社商品の制約(生産数量、素材の希少性、製造工程の手間)を、「だからこそ価値がある」と伝えるストーリーに変換できないか?

 

【視点3】スペック訴求だけでなく「体験の楽しさ」をプロジェクトページで可視化する

Makuake公式動画では、出演者が実際にレコードに針を落とし、Bluetoothヘッドホンで音を聴き、「めちゃくちゃいい!」「この瞬間がたまらない」と反応する様子をお届けしました。スペック表だけでは伝わらない「使ったときの感動」を映像や言葉で届けました。

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プロジェクトページでも、画像や動画を活用してサメをモチーフにしたこだわりのデザインや遊び心や、使う楽しさを丁寧に伝えています。

レコードの上を泳ぐ、サメ型レコード針

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SHARK BURGERを使う様子をおさめた動画(Gif画像) 

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Makuakeをテストマーケティングの場として商品を投入する企業が増えていますが、サポーターが知りたいのは「その商品を使ったとき、自分はどう感じるか」です。体験の解像度を上げて伝えることが、応援購入の決め手となります。

自社への問い:プロジェクトページや動画で、「使用体験の感動」を具体的に伝えられているか? スペック情報だけになっていないか?

 

6)まとめ:「物語・体験・限定性」の三位一体が応援を動かす

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 SHARK BURGERの事例は、3つの要素が重なり合うことで「応援購入」の動機が形成されることを示しています。

物語として、気仙沼のサメ漁業との共創という背景が商品に「応援する理由」を付与しました。体験として、手で針を落とすアナログ操作とBluetooth接続の意外性が「試してみたい」を引き出しました。限定性として、天然素材の制約を「希少価値」として設計し、完売を実現しました。

これらは別々の施策ではなく、一つの商品コンセプトとして統合されている点がポイントです。デザイン、素材、操作感のすべてが「サメ×レコード」という物語に収束しているからこそ、サポーターは「この商品を応援したい」と感じたのではないでしょうか。

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Makuakeでのプロジェクト実施を検討されている方は、自社の商品にも「物語・体験・限定性」の要素が組み込めないか、ぜひ検討してみてください。Makuake成功事例20選も参考にしながら、自社ならではの「応援される理由」を設計していくことが、プロジェクト成功への第一歩です。

アタラシイものや体験の応援購入サービス「Makuake」では、多くの実行者とサポーターが出会い、新しい価値を生み出しています。Makuakeはクラウドファンディングの仕組みを活かしたサイトとして、単なる資金調達の場ではなく、「応援購入」という新しい文化を創造しています。

Makuakeの仕組みや活用事例、プロジェクトの進め方をまとめた資料をご用意しています。まずは資料請求から、はじめの一歩を踏み出してみてください。