Makuake成功事例20選|ジャンル別に学ぶプロジェクト設計のポイント
「Makuakeで成功している事例を知りたい」
「自分の業界ではどんなプロジェクトがうまくいっているのか」
そんな方に向けて、Makuakeで実際に成果を出したプロジェクトをジャンル別にご紹介します。
Makuakeは、アタラシイものや体験の応援購入サービスとして、累計30,000件以上のプロジェクトが掲載されてきました。本記事では、プロダクト、テクノロジー・家電、フード、ファッション、飲食店、観光・体験、伝統という7つのジャンルから、参考になる20の事例をピックアップ。それぞれの成功要因やリターン設計のポイントも解説します。
1)Makuake成功事例に共通する3つのポイント
2)プロダクトのMakuake成功事例5選|在庫リスク解消の秘訣
3)家電のMakuake成功事例4選|コンセプト再定義で話題化
4)フードのMakuake成功事例2選|認知ゼロからの販路開拓
Makuakeトレンドメルマガでは、Makuakeの売れ筋商品・サービスをランキング形式で毎週月曜朝にお届けします。ぜひ、このメールマガジンを貴社の商品開発や出店・出品計画の参考情報としてお役立てください。
【このような方におすすめ】
・新商品を販売開始する前に、Makuakeのトレンドを理解したい方
・季節やニーズのトレンドを商品開発やマーケティングに役立てたい方
1)Makuake成功事例に共通する3つのポイント

事例を紹介する前に、多くの成功プロジェクトに共通するポイントを押さえておきましょう。
- サポーターの需要に合ったリターン設計
早割・セット割・限定リターンなど、「Makuakeで買う理由」を明確にすることが重要です。
- 公開直後の盛り上げ(初速)の成功
Makuakeでは、初動で応援購入が集まっているプロジェクトが目立つ位置に表示されやすい仕組みになっています。公開前からSNSで告知し、既存顧客やファンには事前に案内しておくことが成功の鍵です。
- 競合商品にはない差別化ポイント
独自技術、産地ブランド、ストーリー性など、「なぜこの商品なのか」が明確なプロジェクトが成果を出しています。
2)プロダクトのMakuake成功事例5選|在庫リスク解消の秘訣

SURUTTO|フライパンで1,589万円達成

商品:買いたてのスルッと感が長続きするフライパン
応援購入総額:1,589万円(サポーター970人)
個人事業主として7回ものプロジェクトを実施してきたSURUTTO。当初はAmazonのみで販売していましたが、初期資金やロットの問題から「先に資金を調達できる」Makuakeを選択しました。初日の反響の大きさは予想外で、「Makuakeのユーザーは距離が近く、協力的に意見をくれ、応援してくれる」とAmazonでは経験できなかったユーザーの熱量を実感しています。
【プロジェクトのポイント】
- 物販のキャッシュフロー問題を解決(先に売上が立ち、仕入れ数を決定)
- 事前集客をしっかり行い、初日のグロースを作る
- Makuake実績が一般販売の宣伝文句になり、販売促進に効果的
RAQFUL|超軽量バッグで1,367万円達成

商品:超軽量5WAYバッグ「rollite」
応援購入総額:1,367万円(サポーター1,029人)/累計4,000万円超
50代以降をターゲットにした寝具・アウトドア製品を輸入販売する合同会社RAQFULは、自社ECでの在庫リスクという課題を抱えていました。Makuakeで「先行販売→テストマーケティング→成功したら在庫を持つ」というスタイルに切り替えたことで、資金繰りの大幅な改善と融資を受けやすくなるという好循環を生み出しています。
【プロジェクトのポイント】
- テストマーケティングで在庫リスクを回避
- 一般販売前のPR効果も同時に獲得
- 第2弾で改良版バッグを展開し、継続的に事業拡大
NANGA|寝袋セットで創業以来最高売上達成

商品:寝袋+マットのセット(キャンプエントリーモデル)
実績:創業以来最高売上/小売店40店舗以上から取り扱い希望
有名アウトドアブランドNANGAが、キャンプエントリー層という新しいターゲットを開拓するためにMakuakeを活用。今までやったことのなかった「寝袋+マット」のセット売りという新しいチャレンジでしたが、想定を大きく超える売上を達成。「Makuakeがなかったら今回の商品は世の中に出なかった」と代表は語っています。
【プロジェクトのポイント】
- 在庫を持たない状態で世の中の反響がわかり、少ないリスクでチャレンジ
- 顧客データや広告に反応したユーザー属性を把握し、自信を持って正式販売を決定
- 実績を見た小売店から新規含め40店舗以上の取り扱い希望
アメイズプラス|16回のリピート活用で累計920万円

商品:キッチンツールブランド「cookvery」など
実績:16回のプロジェクト実施、cookvery第3弾で約920万円
amazeplus株式会社は、Makuakeを継続的に活用することでプロジェクト運営のノウハウを蓄積。回を重ねるごとにページ制作のポイントを習得し、売上を伸ばしてきました。Makuakeアナリティクスで購入者の性別・年齢・居住地を把握できる点や、プロトタイプ段階から販売を開始できる点をメリットとして挙げています。
【プロジェクトのポイント】
- リピート活用でノウハウを蓄積し、審査もスムーズに
- Makuakeアナリティクスでターゲット層を検証
- 掲載のたびに新しいユーザーを獲得
ワシオ「もちはだ」|世界唯一の起毛技術で継続展開

商品:ワシオ式起毛生地の肌着・パジャマ・アウター
実績:2017年から継続してプロジェクトを実施
ワシオ株式会社が世界で唯一の技術で生み出す「ワシオ式起毛生地」の肌着ブランド。倒産寸前だった家業を3代目が立て直す中で、Makuakeを活用。これまで接点の少なかった若い世代のユーザーを獲得するため、若者向けデザインの商品を拡充。プロジェクトごとに商材をインナー→パジャマ→アウターと広げ、新たなファン層を獲得しています。
【プロジェクトのポイント】
- 自社にしかない特許技術を活かした商品作り
- プロジェクトごとに商材の幅を広げ、新たなファン層を獲得
- 自社ECとMakuakeを相互活用し、ユーザーの相互循環を生み出す
【プロダクト系のポイントまとめ】
- キャッシュフロー問題を解決(先に売上→仕入れ数決定)
- テストマーケティングで在庫リスクを回避
- リピート活用でノウハウ蓄積&ファン育成
- Makuake実績が一般販売・BtoB商談の武器になる
3)家電のMakuake成功事例4選|コンセプト再定義で話題化

キヤノンマーケティングジャパン|4日で1億円達成

商品:自動撮影カメラ「PowerShot PICK」
応援購入総額:4日で1億円達成/100以上のメディア掲載
従来のCanon商品は「撮るヒトにとっての価値」を訴求していましたが、今回は自動で撮影できる商品のため、新しい価値の伝え方が課題でした。Makuakeキュレーターとの協働で「思い出フォトグラファー」というコンセプトに落とし込み、ターゲットにわかりやすく価値を伝えることに成功。新商品導入における「再現性の高い手法」として確立しつつあるとのことです。
【プロジェクトのポイント】
- キュレーターとの協創で商品コンセプトを「思い出フォトグラファー」に再定義
- 応援購入者の約半数がCanon製品を初めて購入する新規ユーザー
- Makuake実績→メディア掲載→さらに取材依頼という「話題の循環」を実現
三ツ谷電機|ポータブルレンジで2,000万円達成

商品:水も火も不要でご飯&レトルト食品が作れるポータブルレンジポーチ
応援購入総額:約2,180万円(サポーター1,558人)
新潟のニッチ家電メーカー・三ツ谷電機株式会社は、ECを20年以上運用する中で価格競争や大手の独り勝ちに頭打ち感を感じていました。「独自性の強い商品で、価格の安さより商品の面白さに重点を置いて検討してくれるユーザーが多い」という点に魅力を感じ、Makuakeを活用。アーリーアダプター的なユーザーの獲得に成功しています。
【プロジェクトのポイント】
- 「なんだかわからない商品」でもMakuakeなら購入されやすい
- モールのユーザーとは違うアーリーアダプター層を獲得
- 担当キュレーターがリアルタイムで次の打ち手を提案
JUST MATCH|Earakuイヤホンでブランド再定義

商品:Earakuブランドのイヤホン・スピーカー
中国深センで事業を発足させたJUST MATCH株式会社は、モール型ECへの依存から脱却するためにMakuakeを活用。「優音」というスピーカーは「思いやりTVスピーカー」とコンセプトを再定義することで、商品の価値がしっかりと伝わるようになりました。「Makuakeが伴走してくれる価値はとても高い。会社としてのあるべきストーリーや輪郭がはっきりした」と代表は語っています。
【プロジェクトのポイント】
- 新しい販売ルートの獲得により、経営上のリスク分散を実現
- キュレーターとの協働でコンセプトを言語化
- サポーターからのフィードバックが商品開発の原動力に
小泉成器|家電2商品で計4,500万円達成

商品:スティッククリーナー「カルスイ」、酒燗機「かんまかせ」
応援購入総額:計約4,500万円(想定の5倍以上)
小泉成器株式会社は、機能だけでの差別化が難しい家電市場において、商品のコンセプトやプロセスを消費者に丁寧に伝えることで競合との差別化を図りました。特別な告知をせずともSNSで話題化し、「Makuakeというプラットフォーム自体が一種のインフルエンサー的な立ち位置になっている」と分析しています。
【プロジェクトのポイント】
- 機能だけでなくコンセプトやストーリーで差別化
- ニッチな商品ほど熱量の高いファンを獲得しやすい
- 40〜50代のユーザー層にもリーチできることが判明
【テクノロジー・家電系のポイントまとめ】
- 大企業も中小企業も「新商品導入の手法」として活用
- 機能だけでなく「コンセプト」で差別化する
- 価格競争から脱却し、商品の面白さで勝負できる
- Makuake実績→メディア掲載の好循環を生み出せる
4)フードのMakuake成功事例2選|認知ゼロからの販路開拓

FOOD CORNER|Craft Curry Brothersで350万円達成

商品:食品添加物不使用のカレーフレーク「Craft Curry Brothers」
応援購入総額:約350万円(カレー関連の歴代記録更新・サポーター561名)
事業立ち上げ直後で認知度がほぼない状態からスタート。Makuakeで実績を作り話題化できたことで、メディアや企業からの問い合わせが増加し、BtoB取引の拡大にもつながりました。「Makuake実施前にもいくつかのメディアにアプローチしていたがうまくいかなかった。しかしMakuakeで実績を作り、話題化できたことでBtoBでのお取引も着実に増えている」と語っています。
【プロジェクトのポイント】
- 認知度ゼロからの話題化に成功
- 話題化によりBtoB販路も開拓
- 継続プロジェクトでファンを育成し、店舗展開へ
ヨダファーム|トマト農家が継続的にプロジェクト実施

商品:自社栽培トマト、トマト塩糀など
実績:複数回のプロジェクト実施、トマト塩糀で約400万円
山梨県中央市で半世紀にわたりトマト農園を家族で営むよだファーム。農業者の減少や高齢化が進む中、「量産よりも味にこだわった農家のスタイルを守りたい」という思いでMakuakeを活用。地元酒造「七賢」とのコラボで開発した「トマト塩糀」も話題となり、D2C型の新しい農家像を模索しています。
【プロジェクトのポイント】
- 生産者の「顔が見える」ストーリーが共感を呼ぶ
- 地元企業とのコラボで規格外品を活用した6次化商品を開発
- D2C・P2C農家という新たなスタイルへの挑戦
【フード系のポイントまとめ】
- 話題化がBtoB販路開拓のきっかけになる
- 継続プロジェクトでブランドへの愛着を醸成
- 農家・生産者の「顔が見える」ストーリーが強み
5)ファッションのMakuake成功事例2選|技術とストーリーで勝負

OFFICE35|韓国シューズブランドで351万円達成

商品:極上の羊毛が足を包むシューズブランド「ルムトン」
応援購入総額:約351万円(サポーター220人)
韓国で大成功を収めているシューズブランドの日本初上陸。韓国ではテレビCMで流れるほど認知されていましたが、日本市場ではその名前すら知られていない状態からスタート。「ブランドの知名度に頼ることなく、製品自体やその背後にあるストーリーに共感いただけるユーザー」にリーチできるMakuakeを選択しました。
【プロジェクトのポイント】
- 日本未発売商品の認知拡大・ブランディングに成功
- キュレーターから企画・ページ作成・マーケティング戦略まで包括的なサポート
- 商品お届け後に追加購入の問い合わせが多数
内田縫製|豪雨災害から復活した岡山ジーンズ

商品:穿き込むと虹色に変化する「レインボー」デニムジーンズ
実行者:内田縫製(岡山県津山市・創業60年超)
2018年の西日本豪雨で一度製造が途絶えてしまった岡山のジーンズメーカーが、ファンの声に応えてプロジェクトを実施。穿き込むことで虹色に変化するという唯一無二の特徴と、半年にわたる生地復活への試行錯誤のストーリーが支持を集めました。1本3万円という高単価でも「経年変化が楽しみで毎日穿いてしまうジーンズ」というコンセプトで納得感を醸成しています。
【プロジェクトのポイント】
- 特徴的でストーリー性のある商品と長年培った技術力
- 縫製工場ならではのアフターサービス(リペア対応など)
- Makuake限定の革パッチなど特別感のあるリターン設計
【ファッション系のポイントまとめ】
- 海外商品の日本参入にMakuakeは最適
- ストーリー性のある商品は高単価でも支持される
- 工場・職人の技術力を前面に出したブランディング
6)飲食店のMakuake成功事例3選|開店前からファンを作る

丸小|老舗肉料理店で1,000万円達成

店舗:明治28年創業の老舗「本格肉料理 丸小」(名古屋)
応援購入総額:1,000万円超/食肉新聞にも掲載
1895年創業の和牛精肉の卸売が主体の会社。コロナ禍で外食事業の団体需要が縮小し、事業転換として会員限定の個室焼肉を開始。「最初の集客をどうするか」という課題に対し、Makuakeで宣伝と集客を一度に実現しました。応援購入者の半数は初めてのお客様で、「丸小は知っていたけど行くきっかけがなかった」という方の来店動機になりました。
【プロジェクトのポイント】
- 「行きたい時に行く店」から「応援している店」へ関係性が変化
- 仕入れの無駄やフードロスを防ぎ、事前に予約が見込める
- 従業員全員が「応援してくれる人がいる」と実感し、会社全体の一体感が生まれた
Constellation.|会員制スイーツBARで707万円達成

店舗:会員制スイーツBAR「Constellation.」(横浜)
応援購入総額:707万円(サポーター273人)
2023年3月のオープン時にMakuakeで初代会員を募集。会員制というシステムで効率よく会員を募集する方法や、オープン前の認知拡大という課題を解決しました。1周年記念では追加会員募集も実施し、事業展開でもクラウドファンディングの仕組みを取り入れていく予定とのことです。
【プロジェクトのポイント】
- 店舗の知名度向上と資金調達に同時に成功
- Makuake限定メニューで特定の顧客層から注目を集める
- キュレーターが親身にサポートし、店舗の特色を前面に出したマーケティング戦略が奏功
Human Qreate|完全会員制鮨屋でMakuake Award受賞

店舗:完全会員制の鮨屋「鴉巣」(新橋・一石三鳥グループ)
実績:Makuake Award 2022ノミネート/1,000万円以上達成
焼鳥屋「一石三鳥」の店内にある秘密の扉を開くと現れる完全会員制鮨屋。ブライダル業界出身のオーナーが「感動のドラマが起きる鮨屋」をコンセプトに創業。Makuakeで会員募集を行い、公開からわずか1週間で900万円を超える支援を獲得。「思い出フォトグラファー」のキヤノン同様、Makuakeを「話題の循環」を生み出す手法として活用しています。
【プロジェクトのポイント】
- 「秘密の扉の先にある隠れ家」という特別感を演出
- 鮨×ワインペアリングという独自の価値提案
- ブライダル業界仕込みの「おもてなし」が高評価
【飲食店系のポイントまとめ】
- 会員制ビジネスとMakuakeの相性は抜群
- オープン前からファンを作り、開店初日から賑わいを作れる
- 事前予約により仕入れの無駄やフードロスを防止
- 「Makuake限定」のリターン設計が鍵
7)観光・体験のMakuake成功事例2選|宿泊施設の初期顧客獲得

One Suite Hotel & Resort 古宇利島|沖縄・古宇利島の全室スイートホテル

施設:全棟独立のヴィラタイプホテル(沖縄県古宇利島)
内容:Makuake限定会員募集(1泊の料金で2泊泊まれる特典など)
沖縄の離島、古宇利島にオープンした全室スイートルームのホテルが認知度獲得とPRのために実施。「記念日等がある特別な月に1泊の料金で2泊泊まれる」というMakuake限定の会員特典を付けたリターン構成で、多くのサポーターから支持を集めました。
【プロジェクトのポイント】
- リターンに含まれる特典を一覧で判別しやすく、悩まず購入できるページ設計
- 現地へのアクセス方法やロケーションをわかりやすく記載
- 購入意欲が上がるような実際の画像を多数用意
One Suite Hotel & Resort 古宇利島のプロジェクトページはこちら
ファン|富士山ビューの絶景グランピング場で6,669%達成

施設:標高900mの絶景グランピング場「嶺乃華」(1日6組限定)
実績:目標比6,669%達成
富士山と河口湖を眺められる絶景グランピング場がオープンのタイミングで初期顧客獲得・PRのため実施。コロナ禍でインバウンド需要が99%減少した富士河口湖町の地域活性化という想いも込められたプロジェクトです。「映えるアートファイヤー」など、インスタ映えを意識した仕掛けも話題に。
【プロジェクトのポイント】
- 全室シャワー・トイレ完備など、グランピング初心者でも安心の設備
- 平日限定で安く泊まれるリターンで、公開直後の盛り上げと平日稼働率アップを両立
- ペット同伴可能な区画など、多様なニーズに対応
【観光・体験系のポイントまとめ】
- 「ここでしか得られない体験」がリターンの核になる
- 画像にこだわり、行きたくなる雰囲気を伝える
- 平日プランなど稼働率を意識したリターン設計
8)伝統のMakuake成功事例2選|ファンの力で文化を守る
祇園祭山鉾連合会|累計8,400万円超の寄附型プロジェクト

プロジェクト:祇園祭山鉾行事の応援サポーター募集
実績:2017年から継続実施、過去7回で延べ7,700人以上、8,400万円超の支援
1100年以上の歴史を持つ京都祇園祭。近隣住民や運営団体の大きな負担となっていた祭りの運営費用の一部に充てるため、2017年より継続してプロジェクトを実施。2020年からは寄附型プロジェクトとなり、サポーターが税控除を受けられるようになりました。京都信用金庫との連携も特徴的です。
【プロジェクトのポイント】
- 寄附型で所得税・住民税の控除対象に(サポーターにもメリット)
- 厄除け「粽」やオリジナル手拭など、祭りならではのリターン
- 山鉾巡行の特別観覧会など「人に自慢したくなる」体験リターン
新選組屯所 旧前川邸|新選組ゆかりの歴史的建築物を修繕
プロジェクト:新選組発足期を支えた旧前川邸・東の蔵の修繕サポーター募集
背景:2021年8月の豪雨で蔵の屋根が崩落、修繕費用は数千万円規模
新選組の発足期を支えた京都・壬生の旧前川邸。池田屋事件の発端となった土方歳三による古高俊太郎への取り調べが行われた東の蔵は、歴史的価値の高い建築物ですが、あくまで個人所有の住宅。豪雨被害からの修繕費用を捻出するため、Makuakeに挑戦。新選組ファンや歴史愛好家から大きな支持を集め、目標金額を大きく上回る応援購入を達成しました。
【プロジェクトのポイント】
- 通常非公開の場所での刀剣鑑賞会など、ファン心をくすぐるリターンを設計
- 漫画「風光る」作者・渡辺多恵子先生のポストカードなど限定グッズ
- 新選組に関連する寺社仏閣、団体などにプロジェクトを周知し、SNSでの拡散に協力
【伝統系のポイントまとめ】
- 「Makuakeでしか得られない」限定体験がリターンの核
- ファンコミュニティ(歴史ファン、地域ファン)への地道な周知
- 寄附型プロジェクトで税控除メリットを提供できる
まとめ

本記事では、Makuakeで成果を出した20の成功事例をジャンル別にご紹介しました。
成功事例に共通していたのは、以下の3つのポイントです。
- サポーターの需要に合ったリターン設計:早割・セット割・限定リターンで「Makuakeで買う理由」を明確に
- 公開直後の盛り上げ(初速):事前のSNS告知・既存顧客への案内で初動を作る
- 競合にはない差別化ポイント:独自技術・ストーリー・産地ブランドなど「なぜこの商品なのか」を明確に
また、多くの実行者が語っていたのは「キュレーターとの協働」の価値です。商品のコンセプトを言語化し、ターゲットに伝わる形に落とし込むプロセスは、単なる販売支援を超えて、会社やブランドの方向性を明確にする効果があります。
Makuakeでは、プロジェクトごとに担当キュレーターが伴走します。プロジェクトページやリターン設計が効果的なものになっているか、公開直後の盛り上げ施策についてなど、お気軽にご相談ください。
Makuakeでのプロジェクト実施をご検討の方は、無料の資料請求を承っておりますので、ぜひご覧ください。
Makuakeトレンドメルマガでは、Makuakeの売れ筋商品・サービスをランキング形式で毎週月曜朝にお届けします。ぜひ、このメールマガジンを貴社の商品開発や出店・出品計画の参考情報としてお役立てください。
【このような方におすすめ】
・新商品を販売開始する前に、Makuakeのトレンドを理解したい方
・季節やニーズのトレンドを商品開発やマーケティングに役立てたい方
By
